オーストラリア基本情報

オーストラリア地図

国名

オーストラリア連邦 – Commonwealth of Australia

首都

キャンベラ – Canberra

人口

2,720万人(2024年6月)

面積

769万km2(世界第6位、日本の約20倍)

首相

アンソニー・ノーマン・アルバニージー – Anthony Norman Albanese(第31代、2022年5月就任)

公用語

英語(人口の72.7%が家庭で英語のみを使用。その他、中国語、アラビア語、ベトナム語、イタリア語などと続く – 2014年国勢調査)

お金

オーストラリアの通貨はオーストラリアドル。金額に「A$」や「AUD」などをつけて表記されることもありますが、オーストラリア国内では通常「$」のみで表示されます。

紙幣

$5、$10、$20、$50、$100 の5種類が流通しています。紙幣とは言ってもプラスチック製で水にぬれても全く問題ありません。

硬貨

現在流通している硬貨の種類は、5セント、10セント、20セント、50セント、$1、$2 の6種類です。セント硬貨は銀色で額面が大きいほどサイズも大きく、ドル硬貨は金色で額面が大きい2ドルコインの方が1ドルコインより小さいため、慣れるまで時間がかかり、財布の中が小銭だらけになってしまうというのは誰しもが経験のあることです。

キャッシュ or カード

オーストラリアはカード社会です。ほとんど全ての店舗でクレジットカードでの支払いが可能です。最も多く利用されているのは Visa か MasterCard で、その他アメリカン・エキスプレスやダイナース、観光地ではJCBなども利用できる店舗が多くあります。ただしその一方で、カード手数料(サーチャージ)を上乗せされるケースもありますので、支払い前に確認した方が良いでしょう。Visa か MasterCard であれば、サーチャージがかからないことが多いです。

ウェストパック銀行の調査(2015年9月)によると、オーストラリア国内の支払いの半分以上(53%)はキャッシュレスでなされているそうで、2022年までには完全にキャッシュレスが実現する見込みとのことです。

チップ

オーストラリアではチップの習慣はありませんので、原則として不要です。ただし、高級ホテルや高級レストランと呼ばれるところでは渡すこともあるようです。またアメリカからの観光客はチップを渡すことがあります。

GST(商品サービス税)

オーストラリアには、日本の消費税に相当するGST(Goods and Sevices Tax)という税金がほとんどすべての商品、サービスに課せられます。GSTは2000年7月の導入時から10%を維持しています。一般消費者向けの価格 はGSTを含んで表示すること(内税方式)が義務付けられていますので、ショッピングなどでGST分を意識することはありません。

金利

オーストラリアは高金利国と呼ばれてきましたが、1990年には17.5%あった政策金利も2016年8月以降は過去最低の1.50%に留まっています。それに伴い銀行の定期預金金利もここ数年は減少傾向にあり、5年以内の利息は1.5~2.8%(2018年1月現在)です。

為替レート

豪ドル/円のレートは2008~9年の円高の頃に1ドル60円を切ったことがありますが、2013年に1ドル100円を超える円安となり、その後は1ドル75~100円の間で推移しています。

時差
Time Zone

オーストラリアには3つのタイムゾーンがあります。

東部標準時間(UTC +10)

クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州(Broken Hill を除く)、ビクトリア州、タスマニア州、オーストラリア首都特別地域、日本との時差: +1時間

中部標準時間(UTC +9.5)

南オーストラリア州、ノーザンテリトリー、Broken Hill(ニューサウスウェールズ州の一部)、日本との時差: +0.5時間

西部標準時間(UTC +8)

西オーストラリア州、日本との時差: -1時間

Daylight Saving

オーストラリアのいくつかの州ではデイライト・セービング(夏時間)制度を採用しています。夏時間は10月の第1日曜日から4月の第1日曜日までです。

東部夏時間(UTC +11)

ニューサウスウェールズ州(Broken Hill を除く)、ビクトリア州、タスマニア州、オーストラリア首都特別地域日本との時差: +2時間

中部夏時間(UTC +10.5)

南オーストラリア州、Broken Hill(ニューサウスウェールズ州の一部)日本との時差: +1.5時間

祝日/祭日
Public Holidays

オーストラリアの祝祭日には連邦政府(国)が定めたものと州政府が定めたものがあります。

国が定めた祝祭日

New Year’s Day(ニュー・イヤーズ・デー)

1月1日
日本同様、元日は祝日です。

Australia Day(オーストラリア・デー)

1月26日
オーストラリアの建国記念日です。

Good Friday(グッド・フライデー)

毎年変動します。
イエス・キリストの復活を祝うイースター・ホリデー(復活祭)4連休の初日。春分の日後、最初の満月後の日曜日がイースターとされ、直前の金曜日がグッド・フライデーと呼ばれます。

Easter Monday(イースター・マンデー)

毎年変動します。
イエス・キリストの復活を祝うイースター・ホリデー(復活祭)4連休の最終日。イースター・サンデー翌日。

Anzac Day(アンザック・デー)

4月25日
第一次世界大戦中、オーストラリアとニュージーランドの軍団(ANZACs)がトルコのガリポリ半島に上陸した日。多くの戦死者が出たため、各地で慰霊行事なども行われます。

Christmas Day(クリスマス・デー)

12月25日
イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスは、多くの人にとって祝祭日の中でも最も重要視されます。

Boxing Day(ボクシング・デー)

12月26日
クリスマス翌日。名前の由来は諸説あります。

州政府が定めた祝祭日

国の定めた祝祭日の他、州ごとに祝祭日が制定されています。正確な日付は以下の各州政府公式サイト(英語)で確認できます。

オーストラリアン・キャピタル・テリトリー(ATO)

都市:キャンベラ など
http://www.cmd.act.gov.au/communication/holidays

ニュー・サウス・ウエールズ(NSW)州

都市:シドニー、ニューカッスル、バイロンベイ など
http://www.industrialrelations.nsw.gov.au/oirwww/NSW_public_holidays/NSW_Public_Holidays.page?

ノーザン・テリトリー(NT)

都市:ダーウィン など
http://www.ocpe.nt.gov.au/about_us/public_holidays_and_long_service_leave

クイーンズランド(QLD)州

都市:ブリスベン、ゴールドコースト、サンシャインコースト、ケアンズ など
http://www.qld.gov.au/recreation/travel/holidays/public/

南オーストラリア(SA)州

都市:アデレード など
http://www.safework.sa.gov.au/show_page.jsp?id=2483#.VnOZqVLYR5Y

タスマニア(TAS)州

都市:ホバート など
http://worksafe.tas.gov.au/laws/public_holidays

ビクトリア(VIC)州

都市:メルボルン など
http://www.business.vic.gov.au/victorian-public-holidays-and-daylight-saving/victorian-public-holidays

西オーストラリア(WA)州

都市:パース など
http://www.commerce.wa.gov.au/labour-relations/public-holidays-western-australia

オーストラリアの教育制度
Australian Education System

オーストラリアの教育制度は州政府によって管轄されており、学年の区切りは州によって若干異なります。またオーストラリアでは、Australian Qualifications Framework (AQF) と呼ばれる教育資格システムに基づき、各学習段階において共通で一貫した資格を付与する資格認定制度を導入しています。

留学生の受け入れ人数はイギリスとアメリカに続き、世界3位で、U21世界高等教育制度ランキング(2017年)では世界10位で、ドイツ(16位)、フランス(18位)、日本(20位)より上位にランクされ、教育制度が進んでいることが示されています。

AQF では以下の3部門において、学習レベルに応じた資格を定めています。

  • 学校部門 schools
  • 職業教育訓練部門 Vocational Education and Training (VET)
  • 高等教育部門 Higher Education

オーストラリアの教育制度についての詳細

留学に必要なビザの種類
Visas for Studying in Australia

オーストラリアに留学する方々は、一般的に下の3種類のビザのいずれかを取得します。詳しくはリンク先のページをご確認ください。